「天鼓」

スピード感と躍動感。小気味よい拍子。

最後は飛び上がって回転しながら着地。

やっぱり天鼓は最高やわ。

先日、久し振りに能楽堂に足を運びました。

お仕舞の演目にあった天鼓を観てかつての記憶と感覚が呼び起こされました。

私は日本舞踊のお稽古を始める10年以上前、

お能のお仕舞を数年間習っていました。

わずかな稽古期間でしたが唯一度だけ装束、面をつけて舞わせていただく機会があり、

それがこの曲、天鼓です。

この世に未練を残して若くして命を落とした鼓の名手である少年が霊となって現れ

音楽に合わせて踊ることの喜びを表したお仕舞です。

お能のなかでは明るく躍動感あるもので

曲の内容も振りも大好きでした。

さて日本舞踊を始めて4年。

今のところどの曲も、次の披露をする機会までに振りを身体に覚え込ませるのにいっぱいで

好きも苦手も感じる余裕はありません。

いつか歌の内容も振りも大好きと言える曲に出会えるまで

精進の道は続きます・・・。

 

A

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