<門松>
門松は、歳神様が迷わず降りてくるための目印となるものです。
家庭の門の前に飾りますが、最近はあまり個人宅の門前では見られなくなりましたね。
門松は竹が目立ちますが、本来は「松」が主役です。
樹木には神様が宿ると考えられており、なかでも松は「祀る」につながることから
おめでたい樹木として松が用いられるようになったそうです。
門松は平安時代から飾られるようになり、室町時代に長寿を象徴する竹も一緒に飾られるようになり
今に至ります。
お稽古場の玄関の松飾りは「根引き松」です。
切り枝ではなく根が付いているのは根が着きますように、ということと成長し続けるという意味が込められているからだそうです。