重陽の節句(Facebookより)

今日は重陽の節句です。
重陽の節句は五節句のひとつで、菊を用いて不老長寿を願うことから菊の節句ともいわれています。
五節句は、古来より奇数を縁起の良い陽数、偶数を縁起の悪い陰数と考え、その縁起の良い奇数が連なる日をお祝いしたのが始まりで、めでたい反面悪いことにも転じやすいと考えられ、お祝いとともに厄払いもしていたそうです。
重陽の節句の別名にもなっている菊は、薬草としても用いられ延寿の力があるとされてきたそうで、そのような力のある菊を用いて厄払いや長寿祈願をしてきたそうです。
日本舞踊にも、菊にちなんだ演目があります。
菊の花笠を持って踊る「菊づくし」や、能の枕慈童から出た「菊慈童」、長唄の「菊」などがあります。
「菊」は女の一生を菊の精に依って表現したもので、少女から娘、成人した女性になり、最後は菊の精になります。
この演目は数人で順番に踊ります。
私は今、少女である禿の部分を稽古していますが、少女のあどけなさや可愛らしさを表現するのや、少女らしい所作が難しいです。
普通に踊ると大人の女性になってしまうので、意識して子供らしく踊るというのは難しいなと思います。
今はお家元に言われたように、小さい子を見ることがあると、どのような動作をしているか観察するようになりました。
まだまだ拙いですが、子供らしく踊れるようにお稽古頑張ります。

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