本日はバレンタインデーです。
私は家族にあげる予定ですが、好きな人にあげる人も多いのでしょう。
日本舞踊の演目でも、恋を題材にした演目はたくさんあります。
今回はその中から、次のプロジェクトで踊る「藤娘」について調べました。
「藤娘」は、歌舞伎舞踊という歌舞伎からきたものです。
歌舞伎などで、舞台におかれる藤の絡んだ松の大木は、松が男を、藤が女を象徴しているそうです。
筋は、藤の絡んだ松の大木の前に藤の枝を手にした藤の精が、意のままにならない男心を切々と嘆きつつ踊り、やがて酒に酔い興にのって踊るうちに遠寺の鐘が鳴り夕暮れを告げると、娘も夕暮れとともに姿を消す、というものです。
「藤娘」は最初は、大津絵に描かれたモチーフが絵から抜け出て踊るという趣向で、この絵は遊女を描いたもので「藤娘」も遊女の踊りだったそうです。
それが遊女から藤の精に変わり、今のようになったそうです。
今回調べてみるまで、もとは遊女の踊りであったことは知らなかったので驚きました。
改めて歌詞を見てみると、なるほどと思う部分もあり勉強になりました。
踊りの中で心情を出すというのが難しいのですが、娘が男に対してどの様な想いを持っていたかが分かったので、その想いを踊りに出せるようにしたいです。
ままならない男心を嘆く想いが分からなくて難しいですが、想像力を働かせて頑張ろうと思います。
次のプロジェクトに向けて、お稽古頑張っていきます。
バレンタインデー(facebookより)
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