夏の風物詩

6月 水無月もあと少しとなりました。 ジメジメした梅雨らしい日が続いていると、早く梅雨明けが来てカラッとした'夏'が待ち遠しいなぁ~ と想っているのは私だけでしょうか‥?

夏の風物詩といえば‥ 一番に 花火 だそうです。 そしてスイカ‥
私自身はやはり古典の世界にいるからか、「打ち水」 「蚊遣り線香」 「つりしのぶ」 などなど。

まず 蚊遣り線香 は今で言う蚊取り線香、 明治時代に蚊を殺す目的ではなく蚊を追い払うために作られた線香で、当時はストロー状のもの
でしたが持ちをよくするために渦巻き状となったようです。 蚊遣り‥なんて優雅で控えめなところが気に入っています。

そして今日、あちこちで見かけました つりしのぶ。 竹や針金を芯にして山苔を巻きつけ、その上にシノブの根を巻いていろんな形に仕立てます。江戸時代中期ころから出来、一般には明治時代に広まったようです。
最初は屋形船や井桁の形が主でしたが、最近では中に小さな金魚鉢を入れ泳がせたり、動物の形(以前テレビでテディベアを見かけました‥)
などアートを感じるものまで幅広くなっています。
使われている シノブ とはシダのことで、シダは乾燥に強く、水がなくても 耐え忍ぶ ことからシノブと名づけられたということです。

みなさん、是非今年の夏は日本の和の風情を愉しみましょう~ 
あつ~い夏が来る前に‥ こちらも 夏の風物詩 「春乃流 ゆかた会」
お話ししました風物詩が入った演目も披露いたします。  

7月5日(日)13時30分開演 京都府立文化芸術会館 三階和室 でお待ちしております。

では ひと足お先に‥  本日の 夏の風物詩‥  

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“夏の風物詩” への2件のフィードバック

  1. 香具山 ひな より:

    ゆかた会もあと2週間後。
    お稽古にも、熱が入っているころではないでしょうか?

    お家元のコラム。京都の風情にふさわしい夏を感じます。
    浴衣会の演目も夏の風物詩が入っているとのこと、楽しみです。

    さて、その浴衣会の演目は、HPのどこに掲載されているのでしょうか?

  2. サイト管理人 より:

    香具山 さま
     ありがとうございます。一同稽古に励んでおります‥
     ゆかた会の演目につきましては、毎年当日のお楽しみになっております。
     今年は全40曲 四季の風情をそれぞれの演目で愉しんで頂き日本の和の
     世界を感じていただけるひとときをと思っております。
     ぜひ当日、お待ちしております!

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