ゆく春

名残の桜を愉しみつつ、この櫻のときも終りだなぁ‥ と少し寂しさも感じながら、季節の移ろいの早さに気が急いています。

今年の桜の時期の催しの数々、お陰をもちましてお天気にも恵まれ、たくさんの観客の方々からのご声援にも恵まれ無事に一同は舞台をつとめることが出来ました。 改めまして、皆様方に感謝申し上げます。

今年の春は行く先々で素晴らしい桜に出逢うことができました。 なかなか桜狩には行けない春でしたが、佳いひとときを過ごさせていただきました‥

この時期、ゆく春を惜しんで‥ いつも思い出す曲があります。

長唄「惜しむ春」という演目です。                                       この曲は、1919年に作曲された曲で、若い娘が春の野で暮れる春を惜しみ、娘心を踊る演目です。       私が10代終りの頃に教わった演目で、度々発表させていただいたようで当時の写真が残っています。       心を表現する難しさを痛感しながら稽古をしていたなぁ~ とこの時期になると思い出しています‥

 

そんなほっこりした時間も束の間、稽古場は今年の大きな目標に一同、向かっています。

このホームページ上でも目にしていただいています、10周年記念の会に向かい稽古は続き、稽古場は熱くなってきています!

一同懸命に稽古に励み、そしてたくさんの方々に日舞の魅力をお伝えできますように精進して参ります。      稽古場の様子や意気込み等、お伝えしていけたらと思います。

どうぞご期待いただけますように‥

 

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