芸術の秋。
10月にはいって2周連続で週末には生の邦楽に触れる機会を得ました。
1週目は民謡のお三味線のお稽古をしている友人の演奏会に大阪へ。
お師匠さん2人が合同主催される会で出演者約50名、全員留め袖着用。
東京から流派のお家元が招かれ舞台上で名取の承認式もあり大ががりな会でした。
演奏そのものを楽しませてもらうと共に
本番に至るご苦労にも思いを馳せ参考になりました。
2週目は同志社大学寒梅館にて開催された伝統芸能に関わるシンポジウムに先立ち
邦楽演奏と日本舞踊の披露。
お三味線とおことの演奏の後、それらを伴奏として日本舞踊「葵の上」が演じられま
した。
舞台上に置かれた衣=葵の上に向かって激しく嫉妬、怒り、恨みを表す六条御息所。
お客として舞台の迫力に圧倒されましたが、
一方で私どもの本会とほぼ同規模のホールで
何百人かのお客様と舞台上の一人の踊り手を客観的に見ると
この緊張感に自分自身が持ちこたえられるかという限りない不安で身が震える思いで
した。
不安を減らすためには・・・答えは「お稽古する」ですね。
なくすことは無理でも少しでも不安を小さくするようにしないとね。
いずれにしても踊りも音楽も生はいいですね。
機会あれば演じ手の息遣いの感じられる生の舞台へ足を運ばれるようお薦めします。
10月25日は観芸祭へどうぞお越しやす。
あだち
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