5月27日(金)の夜、ウィングス京都の地下1F音楽室で稽古が行われた。
本番に近い広さの中で踊りの動きや広さの感覚を体得するためと聞き、
足腰を痛め不充分な舞いのまま臨むことに不安を覚えていた。
予想通り踊りは不完全な形となり残念だったが、その時はとりあえず参加できたことだけで
ホッとした気持ちだった。
ところで普段はお家元が1対1で教えてくださるので、他のお弟子さんの稽古を見ることはない。
しかし、ウィングスでの練習は他のお弟子さんの稽古を間近に見る機会となった。
それぞれの方が頑張っておられ、じっと見入ってしまった。
いつのまにか最後の方になっていた。
いろいろな方の稽古を見させていただいたことで、自分ができていないところが一層鮮明になった。
腰を入れる、体や手指のしなやかな動き、ひざを曲げ小刻みに足を動かし美しく旋回する。
その他、等々。普段お家元に指摘された注意点がはっきりとし、自分の稽古の不充分さを
痛感させられ、自分の中に稽古に向かう新しい何かが生まれたような夜だった。
C・T
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