ステージの最前列に陣取りながら踊りを見るでも見ないでもなくランチを楽しむ風情の外国人家族連れ。
通りがかりの3歳ぐらいの坊やはあっけにとられた様子でお父さんを見上げる。
「あの人たち、何したはんの?」
「京鹿子娘道成寺」を口ずさみながら、お三味線を抱えて足早に横切るご婦人方。
次の次の出番かな。
オープンな屋外の舞台の前を様々な人たちが行き交う。日本舞踊を初めて目にする人から、
曲を伴奏できるほど通な人まで。
風と光を感じながら披露する形態っていいですよね、劇場の中で限られた人たちに観てもらう
のではなくても。もともとは河原で行われた芸能なのですから。
阿国さんもこうした活動を見守ってくれていることでしょう。
これからも様々な方に日本舞踊を楽しんでいただける様、励みます。
応援に来てくださったみなさん、ありがとうございました。
あだち
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