お家元の奉納舞踊を拝見しに美山に行ってきました。
演目は梅の春。
10分の長さを感じさせない、次々と繰り出される繊細な動き、
結わえた艶のある髪、お家元の証である漆黒の衣装、コントラストをなす真紅の帯締め、
それらが暮れゆく里の背景と溶け合って、私はうっとりみとれていました。
誰もたどり着けない域を一層強く感じました。
また今までにも触れましたが、観賞するのも自分が披露するのも、室内より屋外の方が私の好みにあっているようで、雪里の魔法が私を更に酔わせたようです。
行った値打ちがある節分の宵となりました。
春乃 香純
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