前回のブログ記事で徳川美術館に行ったことを書きましたが、 その時に一緒に「棒の手」の演舞を見てきました。
棒の手とは昔、農家の人たちが身を守るために身につけた武術で、後々、五穀豊穣を祈願して神様に奉納するようになったものだそうです。
全国に流派があるのですが、愛知県が1番多く、盛んなようです。無形民俗文化財にも指定されてるとか。
私が見たのは源氏天流という愛知県の流派で、鎌のようなものや長い棒、剣のようなものなどが使われていて見た印象は剣術や薙刀、棍術などに近い感じでした。
最初始まるまでは内容もカンフーに近い、素早い動きのものなのかと思っていたのですが、そうではなく、相手と呼吸を合わせて一つ一つの型をしっかりと決めていくものでした。
ゆっくりである分、逆に呼吸を合わせるのは難しいと思いつつ、子供たちが一生懸命稽古してきたものを披露する姿はとても可愛くて素敵でした。
伝統を守って受け継いで、そしてみんなに伝えていく。
分野は違えど、日本舞踊も同じ神様に伝統のものなので、勝手にですが少し親近感を覚え勇気をもらいました。
春乃 香永
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