この夏、暑い日中は、だらだら過ごし、
夜になっても、暑い、だるい、と踊りの練習はさぼりがちに・・・。
そんな時、低い冷たい声で、
「練習がいやなら、やめなさい。」
これは、私の心の声であるが、子供の頃によく聞いていた母の声にも似ている。
「はい、私がやりたいと思って始めたことです。やります。」
秋になって、練習もやりやすくなってきた。
新しい曲のお稽古も始まって、習ってすぐにメモを取ろうとした瞬間、
サラサラと波が引くように、きれいに忘れてしまった。
どうしよう、10月のお稽古まで、まだだいぶある。
家では、途中まで練習して、わからないところはふにゃふにゃして、終わっている。
ああ、どうしよう。
「ぜんぜん大丈夫よ。」
これは、お家元の優しい声である。私の心の中で合成して、毎回再生している。
M・Y
コメントを残す