今の季節感
先日のお稽古でのお家元のお言葉
「ゆかた会全40曲のうち夏の風情を表しているのはたった3曲。
そのうちの貴重な1曲なので今のこの季節感をだしてもっと気持ちを込めましょう。」
なるほど・・・
過去のゆかた会での季節の曲を思い出せば、
梅、桜、秋の虫、雪・・・
確かに自分のなかでも夏の曲は初めてです。
そして季節との調和を思い、過去の別の舞台を振り返れば、
青空のもと満開の桜を背景に「さくらさくら」、
桜吹雪舞う中での「梅と桜」。
お家元のお言葉で、自然の移ろいに応じた曲を踊ることのすがすがしさを思い出させてもらいました。
ゆかた会の会場はいつもと同じ空間ですが、
今年はとりわけ今の季節感を表し、
暑い中にもふとした涼しさをお客様にお届けできる様に励みます。
(踊っている本人が汗びっしょりだと悟られぬように)
多数のご来場をお待ちしています。
あだち
季節の中で季節の舞を踊る。
日舞ならではの趣ですね。
お家元の一言でイメージがひらめいたとのこと。
「言葉は意識を高める」といいますが、
まさにその通りですね。
当日、あだちさまの陰の苦労にも思いを馳せながら
鑑賞させていただきます。
としこ