現在お稽古している曲、則ち本会で披露させていただく曲には今までにしたことのない振りが何ヵ所かあり、そのうちのひとつに右足のつま先を床からあげて足裏全体を左右に揺らすのがあります。
習い始めの頃、それが妙に楽しくて、必要ないのに調子に乗って左足のつま先まで上げてしまうこともあり、お家元に指摘されました。
実は足指裏は無意識のうちにしっかり働いてくれており、前に深くお辞儀する時など緩んでいるとそのまま前に倒れます。
つまりしっかり床を踏みしめていて目立たないけど土台となる箇所。
その足指裏が、つま先を上げる時だけお客様から見えることになります。
一瞬のはれ舞台でしょうか。
春乃香純
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