やすらい祭(Facebookより)

15日に上賀茂やすらい祭があります。
やすらい祭は京都三奇祭のひとつだそうで、そのように呼ばれる祭りがあるというのは初めて知ったので驚きました。
やすらい祭は平安時代後期、洛中に疫病や災害が蔓延し、当時は天変地異はすべて御霊の所業と考えられていたので、これらを鎮めるために各所で御霊会が営まれたそうです。
桜の散り始める陰暦3月に疫病が流行したので、花の霊を鎮め、無病息災を祈願したのが祭りの起こりとのことです。
現在は、今宮神社、玄武神社、川上大神宮、上賀茂の4つのやすらい踊保存会によって伝承されており,踊りかたや囃子言葉はそれぞれの保存会によって違うそうです。
やすらい祭は毎年4月の第2日曜日に行われ、上賀茂やすらい祭のみ葵祭の日と合併したので5月15日に行われます。
花傘を先頭に風流の装いを凝らして、鉦や太鼓をたたき、踊りながら氏子区域をくまなく練り歩き疫病をおさめます。
祭の行列は、赤毛・黒毛の鬼たちが、笛や太鼓のお囃子に合わせて、長い髪を振り乱しながら、「やすらい花や」の掛け声とともに踊り練り歩きます。
この行列は練り歩く途中で、橙色の布を軒先に垂らした家の前で止まって踊りを披露します。
家に居るときに時々、太鼓などの練習している音が聞こえると、祭りが近づいてきているなと思います。
行列は家の前を通りますし、近くの集会所でも踊られるので、見るのが楽しみです。
やすらい祭の踊りは飛んだり跳ねたりと、日本舞踊とまた違った踊りで、改めて踊りにも様々なものがあって面白いなと思いました。
踊りやお囃子は大人から子供に受け継がれていくもので、これまで続いてきたこともすごいと思いました。
少子化とも言われてますが、これからも受け継がれていってほしいです。
大学の講義でこの祭りについて学んだときに映像を見たのですが、お囃子に合わせての踊りが揃っていてきれいで迫力がありました。
実際に見るともっと迫力があるのでしょうか。
15日にやすらい祭を見るのが楽しみです。

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