春の心はのどけからまし

来月で入門してから1年になります。
入門したときに比べ、私は成長できているのか気になるところ。

思い出してみますと、当初はお稽古のはじめのすり足でクタクタになり太ももの筋肉が悲鳴をあげていました。
思わず顔が歪んでしまうほど。
それを思うと1年経ってようやく顔が歪むのを隠せるほどには成長したように思います。

今の目標は
一、正座に慣れるよう訓練
一、足首を柔らかくする
一、巻き肩になっているので肩を意識する

もう本当に基礎の基礎を鍛えなければいけませんね。

さてさて春乃流にぴったりの春の季節ですね。
今年も京都の桜を拝めることができ嬉しかったです♪

私は古今和歌集や新古今和歌集などを読むのが好きなのですが、桜に関する和歌は本当に多いですね。

しかしその内容は
桜が咲いて綺麗~♪だったり
桜見れた~♪などの喜びというより、
桜が散ることに対する切なさを歌った和歌のほうが多い気が致します。

咲いているときから散ることを惜しまれる桜とは凄いですね。

かの有名な在原業平の歌に

世の中に
たえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし

という一句があります。

世の中にまったく桜というものがなかったならば、春を過ごす人の心はのどかなものであろうに。

桜があっという間に散ることが切なくそわそわしてしまうので、いっそ桜という存在がなければこのようにそわそわしなくて済んだのにというニュアンスなのですが、
ここまで言わせるほど桜とは大昔から人の心をとらえて離さなかったのですね♪

また桜を見るには来年まで待たなければなりませんが、それまでに自身の踊りをもっと成長させていたいものです。

R・M

コメントは受け付けていません。

便利な何でも屋 京都