雪の降る夜、つもる想いを胸に抱いて淋しく寝ていると、聞こえてくる鐘の音が身にしみてきます。
女の命といわれる緑の黒髪が、いつしか白雪が積もるように白髪になってしまうという世の無常観が
含まれています。
「大商蛭小島」(おおあきないひるがこじま)の中で伊藤祐親の娘、辰姫が愛する人(頼朝)を他の女性
(北条政子)に譲り身を引くが、嫉妬に駆られつつ1人髪を梳く場面に使われためりやすの曲です。
その後、地唄に移され、踊りとして注目されるようになりました。
『見どころ』
しっとりと女心をあらわす、よく知られている演目です。
皆さんの心に届きますように…
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