五月晴れ

ここしばらく五月晴れが続いてました。
五月晴れ‥‥  元々は5月の空ではなく、梅雨の合間の初夏のぱっと晴れた空を表わす言葉だったようです。
今現在は新暦であることからのズレもありますが、最近の温暖化のセイ?もあって、もうすっかり真夏の空ですけれど‥
6月の季語が 五月晴れ(皐月晴れ)でもありますので‥‥
ただ、今では5月に使うことも間違いではないようですので、迷わず五月‥‥

五月雨や~ の言葉から始まる 「あやめ浴衣」についてお話ししたいと思います。
1859年に作曲された長唄で、着物に関するコトバが詠み込まれていて呉服づくしがおもしろい曲です。
あやめ というだけあって、端午の節句の風物詩も唄い込まれているのですが‥ 
それだけではなく、当時の人気歌舞伎俳優'芳沢あやめ'好みの浴衣を売り出すための宣伝、
そうそう、CMソング!だったそうです。
美しく流れるような曲ですが、初めて聴いた時、そうなんやぁ~ と感心しました。

一節、 「いのちと腕に堀切の‥」という歌詞は 想いのたけを刺青として彫る=堀切はあやめの名所 で掛け言葉になっています。
この部分、とても粋で私の気に入ってる歌詞なのですが、いかがでしょうか?

春乃流では芸者姿か娘姿で踊ります。 
是非、みなさんにご紹介したい作品でもあります。

“五月晴れ” への2件のフィードバック

  1. 緑茶 より:

    1859年のCMソングとは粋な感じですね。

    1853年に黒船来航。日本の国がおおわらわ。

    私たちが学生の頃 習う日本史の1859年というと、
    いよいよ江戸幕府の崩壊へと突入し
    明治時代への開幕への混沌とした時代というイメージが強いのですが、

    庶民の間では、楽しい浴衣のCMソングが作られていたなんて、
    面白いですね。

    といっても今も大阪都構想などとさけばれていても、
    それとは関係なく巷では三代目 J Soul Brothersなんかが
    活躍していますものね。

    いつの時代も 庶民の楽しみはなくならないですよね。
    日本舞踊も江戸時代だけでなく、平成の時代にも
    普及してほしいものですね。

    春乃流の期待されるところですね!!

  2. サイト管理人 より:

    緑茶 さま
    ありがとうございます。 ほんと、この時代になかなか粋なものでしょう‥
    春乃流がその存在になれますように、一同懸命に取り組んでいきます。
    ご後援よろしくおねがいします!

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