4月15日は長浜曳山祭りの本日(ほんび)です。
以前何度か子ども歌舞伎の指導のお手伝いに寄せていただき、その後必ず出番山の折には観に寄せて頂いている春の楽しみのひとつです。
このお祭りは秀吉が長浜城主だった頃、男子誕生の祝いとして砂金を与えられた町衆が曳山を造り長浜八幡宮の祭礼で曳き回した という
のが起こりで、その後江戸中期から贅を尽くし曳山を改造し山の上では子ども歌舞伎が上演されるようになった
今では平日にもかかわらず全国から多くの方が集まる賑やかなお祭りになりました、
街々も観光の場として、いい雰囲気の私にとってなぜかとても懐かしい落ち着いた気持ちになれる大好きな町です。
桜の身頃は過ぎましたが、今年も5歳から12歳の子どもたち(男の子たち)が熱演しました。たった2週間あまりの時間の中で朝から晩まで懸命に稽古し本番に向かいます。
私が指導させてもらっていた頃、何度か泣かせてしまった‥‥そんな思い出もあり、今でも当時のエピソードでお話は盛り上がりますが、
その当時の子どもたち、ほんとに大きくなってびっくり!です。声をかけてもらって、ちょっと恥ずかしい気持ちになりました。
今年の子どもたち、役者たちのがんばりに温かい拍手で町中は埋め尽くされ、私自身もつい感動の涙でした。
稽古の日々のことを思うと、こんな小さな身体で町内のプレッシャーにも負けず、責任を全うする、自覚というものが感じられ
またまわりの大人の方々とともにひとつになって創りあげる、そして神事を継承していくという大きな役目を担って、素晴らしいことが
行われているといつも感心させられます。忘れられつつ人と人との大切なつながりも感じられ、ほっとする場所です。
たくさんの名役者が生まれました。
そして今年もうれしい想いで見せていただけたことに感謝です。
神事は17日まで続きますが、長浜のみなさん ほんとにおつかれさまでした。
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