浴衣に白塗りのお顔で、この数年ですっかり馴染んだ藤娘の舞扇を片手にソワソワしながら待った出番前。
我ながら「なんてかわいいの!?」と動揺した鬘、お衣装。
そして、袖から見た満開の藤。
チョンパの後に聞こえたどよめき、そして踊り終わったあとの拍手。
どれとこれも、私の想像を超えていて。冗談抜きで夢だったのではないかと、本会を終えた今でも思います。
数年間の積み重ね……といえば簡単ですが、何年も向き合ってきた藤娘。お稽古最終日には「もうお終いなのか……もう踊れないのか」と寂しくなったものですが、本会を終えた今はむしろ充実感でいっぱい!
まるで長い夢から醒めたように。体がシャッキリして、頭もスッキリしています。勿論良い意味で。
本会を終え、次の目標もできました!やってしまった失敗を反省し、次の夢に向かってインプットを開始します!もっと深みのある踊りができますように……!
(写真は相棒の舞扇です!)
T.M
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