次の舞扇は名取の扇です。
名取りの扇は、お家元から名前をいただいたときに、名取りの着物等と一緒にいただきました。
とても嬉しく、同時に身の引き締まる思いでした。
扇には春乃流の紋が入っています。
春乃流の紋は、『山桜に細輪に陰片喰』です。
お家元の櫻香の「桜」にちなんで桜をメインに据え、家紋である丸に片喰を女紋として加えたものです。
イベントでの舞踊披露で、名取りだけの演目などでこの扇を使います。
一人で踊る演目では、「七福神」という男舞の演目でも使いました。
名取りの扇という特別な扇ですので、これからも大切に使っていきたいです。
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